放射線部

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部門紹介

当院放射線科は、高磁場MRI装置、ヘリカルCT装置、血管撮影装置など高性能な画像診断装置を用いて、各種疾患の画像診断を行っております。これらの診断や治療に当たっている各科専門医や専門技術を習得した診療放射線技師が、最新の技術と知識をもって対応しております。
当院放射線科のモットーとして、診断を迅速に誠意をもって提供しております。

スタッフ紹介

  • 診療放射線技師 14名

磁気共鳴画像診断装置(MRI)

原理

人体の主成分である水は多くの水素原子から成っています。その水素原子はそれぞれ小さな磁石を持っており、強い磁場内に置かれると人体の持つ水素原子の磁場方向が揃います。この状態で特定の周波数を持ったラジオ波を照射すると、ラジオ波と水素原子は共鳴して信号を発します。この信号を受信してコンピュータ処理し、画像を得ます。

MRI検査の特徴
  • MRI検査は、強力磁場を使って画像にするため放射線による被曝がありません。
  • 体を動かすことなくいろいろな方向からの断層像を得られ、病気の箇所を立体的に捉えることが可能です。また、撮影方法を変えることにより病気の性状を評価することも可能です。
  • CTと比較し骨・軟部組織のコントラスト分解能に優れ、造影剤を使用せずに血管を撮影する(MRA)ことも可能です。脳梗塞や動脈瘤などの発見に有効です。(但し、部位によってより鮮明に撮影するために造影剤を使用する場合があります。)

当院では超伝導磁石1.5T(テスラ)のMRIを使用しており高画質な画像を提供することが可能です。また、各種コイルを用意し全身のほぼ全ての部位を撮影することが可能です。
撮影部位や検査内容に応じて装置の性能を十分に生かしより短時間でより高画質な画像を収集できるよう検査を行なっています。
また、2011年5月に装置の更新を行い、より良い画像を提供できるようになりました。従来では困難だった非造影(造影剤を使用しない)による血管の撮影が可能になり、腎像の機能が悪い方でも評価できるようになりました。

検査方法

撮影台に寝てもらい、円筒状の磁石の中に入って検査します。検査時間は、撮影部位や内容によって異なりますが20分前後で終わります。撮影部位によっては息を止めて検査します。検査中は工事現場のような大きな音がしますが、痛みを伴いませんので身体を動かさないようにお願いします。

造影剤について

造影剤は検査する部位をより詳しく調べる目的で使用する薬です。静脈注射で注入しますが、その種類、注入方法、注入量は体重や検査部位によって異なります。

造影剤の副作用

比較的安全な薬ですが、嘔吐、かゆみ、蕁麻疹、気分不快感などの症状が起こる場合があります。
症状が見られましたら病院にご連絡下さい。

造影剤使用の注意

当院では検査前に問診表の記入をしていただきますが、以下の症状がある方は主治医、看護師、担当技師にお知らせください。

  • MRI造影剤副作用歴がある。
  • 喘息(ぜんそく)やアレルギーがある。
  • 腎臓の機能が悪い。
  • 授乳中の方
検査上の注意

強い磁気を使う検査ですので受けることができない方、また受けられない可能性のある方がいます。

  • 心臓ペースメーカー、その他の電極を体内に入れている。
  • 体内にクリップや人工関節をなど金属が埋め込まれている。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある。
  • 閉所恐怖症など狭いところが苦手。
検査前の準備

MRI室内にも強力な磁場が発生しています。次の物は故障したり、検査に影響したりすることがあるので検査室内に持ち込むことができません。検査前に必ず取り外して下さい。

  • 金属類…時計、メガネ、鍵、指輪、ヘアピン、アクセサリー類など。
  • 磁気カード…キャッシュカードなど。
  • その他…入れ歯、補聴器、ベルト、ライター、カイロ、エレキバン、カラーコンタクト、刺青(タトゥー)、金属の付いている下着など。化粧品(マスカラなど)の中には金属を含んでいるものがあるため、化粧を落としていただく場合があります。)

血管造影装置(アンギオグラフィー)

検査の特徴

X線透視像、血管造影像を観察しながらカテーテルと呼ばれる細い管を血管に挿入し病気の検査・治療を行ないます。つまった血管を広げる、出血した血管をつめて止血する、悪性腫瘍を死滅させるなど、外科手術を行なわず、できる限り体に傷を残さず(腕や太ももの付け根に数ミリの傷が残る程度)に治療することが可能な低侵襲的方法でIVR(Interventional Radiology:インターベンショナルラジオロジー)といいます。

  • 血管造影装置
  • 血管造影装置
装置の特徴

血管撮影装置の特徴は

  • 造影剤注入前と注入後の画像を引き算することにより造影剤が注入された血管のみを鮮明に描出する機能:DSA(Digital Subtraction Angiography)
  • 冠状動脈や左心室の心臓血管造影は心臓の動きが早い為、1秒間に15~30コマという高速動画撮影により動きによる画像のボケのない鮮明な画像を描出する機能:DA(Digital Angiography)

を備えている点です。
また、X線管球・検出器は前後左右に自在に動くことが可能で、様々な角度から血管を観察することが可能です。
基本的に検査中は寝台に寝ているだけですが、呼吸による動きの影響を受ける腹部のDSA撮影では、やや長めの息を止めをして撮影する場合があります。

造影剤について

CT造影検査等で使用するX線ヨード造影剤を使用します。X線ヨード造影剤副作用歴・喘息(ぜんそく)・アレルギー・腎臓の機能が悪い、などある方は検査前に主治医、看護師にお知らせください。

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)をはじめました

ESWLは体の外で発生させた衝撃波を体の中の腎結石・尿管結石に焦点を合わせて、1回の治療で約3000発の衝撃波を加えて結石を細かく破砕する治療方法です。ESWL治療の対象は尿路結石全体の約90%を占める腎結石と尿管結石です。つまり、現在はほとんどの尿路結石の治療がESWLで行われています。 当院でも最新鋭ESWLを導入しております。基本的に麻酔は不要で、通常は痛み止めの坐薬や点滴注射のみで治療が可能です。また1秒間に2発の衝撃波を加えるので、実際の破砕治療時間は30~40分前後(状況により変わります)と短時間で済みます。なお結石の大きさや硬さなどによって2回以上の治療が必要な場合もあります。また尿管の下流3分の1に存在する尿管結石では尿管鏡を用いた内視鏡手術(経尿道的尿管砕石術:TUL)をお勧めする場合もあります。当院泌尿器科ではESWL、内視鏡的破砕手術の両方に対応する体勢を整えております。 ESWLは健康保険上は手術の扱いになっており、手術費用のみで22万3千円です。各種保険に応じて費用を負担していただきますので、3割負担であれば約6万7千円になります。同じ結石に対して2回以上の治療が必要な場合は追加の手術費用はかかりませんが、治療が長期に及ぶ場合などは新たに費用が生じる場合もあります。ESWLは日帰り治療を中心に行っていますが、1泊入院治療にも対応しています。どうぞお気軽にご相談ください。

  • ESWL

コンピュータ断層撮影装置(MDCT)

原理

身体の撮影断面を透過したX線分布をコンピュータで計算し、体の輪切り画像を作成し体内を精密に調べる検査です。

  • コンピュータ断層撮影装置
  • コンピュータ断層撮影装置
  • コンピュータ断層撮影装置
MDCTの特徴

1列の検出器を用いてX線管球 1回転で1スライスの画像を収集する従来のCT(SDCT:single detector-row CT)に対して、体軸方向に複数の検出器を有するのがMDCTの特徴で、短時間で広範囲の撮影が可能になり、また、薄いスライス画像の収集・再構成が可能で、より高画質な再構成画像や三次元画像の作成が可能になりました。 当院では平成23年3月16日から検出器が64列配列されたMDCTを導入しており、撮影部位や検査内容に応じて装置の性能を十分に生かし、短い息止めや適切な線量でより良い画像を収集できるようになりました。

検査方法

撮影台に寝てもらい、撮影部位によっては息を止めて検査します。検査時間は、撮影部位によって異なりますが、約5分~20分程度で終わります。
造影剤を使用する造影CTは単純CT(造影剤未使用)と比較し血管や臓器内の病気などをより明確に描出し、診断価値の高い画像が得られます。
造影CTは医師が診断上必要と判断した場合に行います。

造影剤について

主に腕の静脈に注射して注入します。注入量は体重や検査部位によって異なり、成人でおよそ100ml前後の造影剤を使用します。注入された造影剤は6時間後には約90%が腎臓から尿として排泄されます。(検査後は早めに排泄されるようになるべく水分(お茶・水・ジュースなど)を多めに摂取して下さい。)

造影剤の副作用

稀にですが次のような症状が起こる場合があります。

  • 軽度の副作用:かゆみ、蕁麻疹、嘔吐、気分不快感などの症状。
  • 重度の副作用:呼吸困難、動悸、ひきつけ意識低下などの症状。

また、検査終了後、数時間~数日後に頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの症状があらわれることがあります。
何か症状が見られましたら病院にご連絡下さい。

造影剤使用の注意

当院では検査前に問診表の記入をしていただきますが、以下の症状がある方は主治医、看護師、担当技師にお知らせください。

  • X線ヨード造影剤の副作用歴がある。
  • 喘息(ぜんそく)やアレルギーがある。
  • 腎臓の機能が悪い。
  • 妊娠または妊娠の可能性がある等。
  • 妊娠または妊娠の可能性がある等。

乳房X線撮影(マンモグラフィー MMG)

マンモグラフィーの重要性

かつて欧米に多いがんとされていた乳がんが、日本でも急増、それに伴い乳癌の死亡率も増加しています。
マンモグラフィーは触診では触ることの難しい微小な石灰化像や病変を検出することができ、より初期段階の乳がんを発見することが可能な検査方法としてその有用性が高く評価されています。

  • 乳房X線撮影
  • 乳房X線撮影
検査方法

乳房はX線吸収線量の近似する皮膚、脂肪組織、乳腺組織、血管からなっており、乳房の大きさや厚さは人によって異なります。そのため、乳腺疾患を描出するより良い画像を撮影するために乳房専用X線装置を使用し、乳房を均等の大きさで圧迫する必要があります。また、圧迫することは被曝線量の低減に繋がります。

検査上の注意

乳房圧迫時は上記の理由により痛みを伴う場合があります。過大な痛み(我慢できないような強い痛み)を感じるときは検査技師にその場で伝えて下さい。
(また、緊張した状態で撮影を行うとより強く痛みを感じる場合があります。リラックスして撮影できるような説明を心がけたいと思います。気になることがあれば撮影時、検査技師に聞いて下さい。)

超音波診断装置(ultrasonic diagnostic equipment)について

原理

体内に超音波を発信し、そこから返ってくる反射波を受信し、コンピュータ処理で画像化して診断します。

  • 超音波診断装置
  • 超音波診断装置
  • 超音波診断装置
超音波検査の特徴

音波を利用する為、放射線の被曝はありません。産婦人科では胎児の診察にも用いられています。
腹部、乳腺・甲状腺、頚動脈・下肢静脈、心臓など多くの領域の検査を行っています。
組織の成分によってそれぞれ超音波画像のパターンがあり、周囲の正常な組織と組成が異なるため、その違いから、病変を描出・評価します。また、リアルタイムで観察することができ、血流の評価など行うことが可能です。
また、組織を採取や臓器の位置を確認しながら治療を行うときに使われることもあります。
しかし、CT・MRIなどと比べ術者の技術や被検者の状態(体格・食事の有無)などによって検査精度が変わる短所があります。

検査方法

検査時間は部位によって異なりますが、通常10~20分くらいです。
基本的にはいずれの部位の検査でも仰向けで寝ていただきますが、場合によっては右向き・左向き、うつ伏せなど体位変換をしながら検査を行います。検査部位にゼリーをつけ、超音波を送受診する探触子を当てながら検査を行います。

検査を受けるときの注意

腹部超音波検査に関して、消化管内に空気が多く存在すると画像がよく見えません。食後は消化管内に空気が発生しやすい為、絶食の状態で行ないます。また、膀胱を検査する場合は尿がたまっているほう詳しく観察できるので、検査前の排尿はできる範囲で我慢するようお願いします。

純X線撮影(X-ray Photography)

一般的に「レントゲン写真」と呼ばれている検査です。

  • X-ray
  • X-ray
  • X-ray
原理

X線は物質を透過する性質があります。X線を体に照射して、体の中の組織の透過率の違いを利用して、白黒の濃度差として写真にしています。骨などの硬い部分は白く写り、肺などの空気を含む部分は白く写ります。また、当院では平成18年より従来のフィルム撮影からCR(Computed Radiography)撮影で運用しています。

CRの特徴

フィルムではなく、特殊な蛍光物質を用いるIP(イメージングプレート)カセッテを使用することにより、X線で照射された情報を蓄積することができます。また、蓄積された情報を特殊な光によって取り出すことができます。この情報はデジタル信号に変換することができるため、これらを利用してモニターによる観察や画像処理で補正することができます。

単純X線検査の注意

洋服やボタン、ネックレス等は画像に写り診断に支障をきたしてしまうことがあります。また、撮影部位によっては、検査着への着替えや身につけているものをはずしてから撮影していただく事もあります。
撮影内容によっては息止めが必要な場合もあります。撮影している時間は1秒もかからないため、合図に合わせて息を止めるようにしてください。
また、平成23年よりPACS(画像保存通信システム)を導入しているため、撮影した写真を患者さんに渡して診察室へお持ちいただくことはありません。

骨密度検査

骨密度

骨の中には骨塩量といわれる、カルシウムを含むミネラルの量があります。
一定の容積あたりのこのミネラル量を骨密度といいます。骨密度は成長期に増加し、30~40歳代で最大に達し、それ以降は年齢とともに減少します。若年成人(20~44歳)の平均骨塩量の20%減少までは正常、20~30%を骨量減少、30%以上の減少を骨粗鬆症と言われています。

  • 骨密度検査
  • 骨密度検査
原理
DXA法(デキサ法)

2種類の異なったエネルギーレベルのX線透過率の差を利用して骨量を測定する方法で、2重エネルギーX線吸収法(DXA法)と呼ばれています。現時点で、腰椎のDXA法を骨塩量測定の診断の基準とし、骨粗しょう症の診断、経過観察や治療効果の評価に広く用いられています。 当院では、平成23年より新しい骨密度装置を導入し、より短い撮影時間(1分半程度)と少ない被曝量で検査を行うことができます。

検査方法

数分間、検査台の上で仰向きになってじっとしているだけです。 腰の回りに金属類などX線に影響するものがついている場合ははずしていただきます。現時点での体格を考慮するため、検査前に身長と体重を問診させていただきます。

一般財団法人筑波麓仁会 筑波学園病院

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