リハビリテーション科

第24回教室(天城山ハイキング)

ついにやり遂げました!!筑波山に続き、日本百名山の2つ目を制覇すべく企画した天城山ハイキング!!まさに「あなたの夢をまた1つ叶えましょう!!」が現実になった瞬間を皆さんにご報告したいと思います。
振り返ると準備期間は6か月・・・。今回はリウマチのリハビリテーション教室として初めての一泊二日の日程での企画。しかも行先は天城山。近くの修善寺温泉に泊まるといえども、目的は温泉療養ではなく、ハイキング。参加者が集まるかどうかも不安を抱えながらの募集から開始しましたが、参加者の集まりは順調。最高12名まで参加者が増えましたが、体調不良や都合が悪くなってしまった方もいらっしゃって、今回の参加者(リウマチ患者さん)は8名で決行されました。直前までバタバタと準備が進み、参加者への追加のご連絡の連続。しかも開催の数日前には20数年ぶりに大阪で11月に雪が降るという気候の中、不安は募るばかり・・・。でも準備は万全!!いざ出陣♪

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【1日目】行程:筑波学園病院出発~リハビリテーション中伊豆温泉病院の見学~宿泊地
2013年11月30日(土曜日)の朝8時に集合。
今回参加できなかった多くのリウマチ患者さんの夢・希望も一緒に乗せ、出発。天気は快晴!そう、今回のリウマチのリハビリテーション教室は真っ青な青空と白い帽子をかぶった富士山が常に見守ってくれていました。
バスの中では参加者の皆さんはすぐに打ち解けて、とても初めて会った方がいらっしゃったとは思えない雰囲気で順調に進んでいきます。

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まだ紅葉シーズンということもあり、道路の渋滞が心配されましたが、順調順調!初日の目的地であるリハビリテーション中伊豆温泉病院にほぼ予定通りに到着。こちらでは「ためしてガッテン!」にも出演したことがある作業療法士の林正春先生にお出迎えいただきました。こちらの病院はリウマチ患者さんの短期入院を行っているほどリウマチ治療(リハビリ)に力を入れており、入院では青森県から、外来ではつくばからもいらっしゃるとのことでした。そしてなんといってもこちらのトピックスはと言えば「温泉を利用した運動浴」でした。源泉かけ流しで「心」も「身体」も、そして「知識」もリフレッシュできる環境が整えられていました。リウマチ患者さんのためには自助具・スプリントをリハビリスタッフがオーダーメイドで作製され、多い時は年間1000もの自助具・スプリントを作製した実績があるとのことでした。この数にはビックリ!!当院とはまた違ったリハビリの進め方に参加者の方は興味津々!!林先生の熱い情熱に感銘を受けたためか、皆さんもいつしか自分の症状を相談する場面も!(いやいや、さすがに林先生でもなかなか答えにくいですよぉ・・・)。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、見学会が終了しました。

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お忙しい中ご案内いただきました林先生・二之宮先生、本当にありがとうございました。
さて、見学会の後はホテルについて一休みと思いきや、ここからは荷物チェック!なぜって、リュックの重さが30kgも40kgもあるって言うんですもの(@_@;)。我々もそうですが、参加者の皆さんも準備品は十二分だったみたいで、荷物をできるだけ少なくして準備完了となりました。

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そしてひと時の安らぎタイム。参加者・スタッフと共に夕食会。ここで参加者から決意表明をしていただきました。その中で分かったのは参加を楽しみにしていたものの、不安が5割~8割・・・(*_*;。の方も。だいじょうぶダイジョウブ・・・と自分に言い聞かせてゆっくり休んで頂きました。

【2日目】
<A班:天城山万二郎岳・万三郎岳ハイキング>
朝5時ころから各部屋で準備の音がゴソゴソと。まだ辺りの暗いうちから出発です。

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6時にはバスに乗り込み、いざ出陣。空は澄み渡り、外気温0℃。でも気分が高揚しているためか、寒さは気にならず、明るくなった車窓から富士山が見えるたびに歓声がこだましていました。

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天城山ゴルフクラブの登山口からいよいよ出発です。もう不安なんて言ってられません。出発前の元気な記念写真を撮るも・・・やっぱり不安が見え隠れしていたのかな?
筑波山は経験している皆さんですが足場は決して生易しいものではありませんでした。一歩一歩足場を確認しながら進んでいく姿はまさに登山家!(の一歩手前)だったと言える姿でした。たくましい以外表現のしようがありません。寒さ対策が万全すぎたためか、途中で暑くて体力を消耗してしまう場面も。でも大丈夫!荷物をスタッフに預け、1枚脱ぎ、2枚脱ぎしながら体温調節ができれば見事な復活!!参加者・スタッフ一丸となっての挑戦となりました(富士山はいつも大きく、優しく、たくましく見守ってくれていました)。

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そして中間地点となる万二郎岳に登頂!!「まだ半分か~」という思いと、「ここまで来れた~!」という満足(実際は下山もあるので全行程の1/4でしかなかったんですけどね)!
一息入れて再出発。おっとここからはハイキングのレベルを超えてしまっているのでは・・・?と思わせるような岩場・段差の連続です。足場を確認しつつ、上から下からスタッフが支えているから参加者はヒョイヒョイと難関を越えてしまいました。このころにはさっきまで感じていた疲れは何処へやら・・・?ひたすら前を見て一歩ずつ進んでいました。万二郎岳から万三郎岳は山の尾根を歩くところもあり、左右には山特有の絶景が広がる場所も多々あり、「やっぱり来てよかった!!」を実感させてくれました。

そして全員で万三郎岳登頂!!「えー、来ちゃったぁ!」「来れちゃったぁ!!」。そうここまで来ないと百名山登頂ではないのです。
でも間違いなく、登頂・制覇しました。

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<ここでちょっと・・・>

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今回は運営スタッフとしても過分なるほどの準備をしてきました。下見は勿論、その結果をもとに高い段差を補助できるように折りたたみ式の補助段差を持ち、支えるシュミレーションをし、緊急時の対応策を練り、看護師さんも3人参加して頂き・・・。特にこだわったのがトイレ。7時間の行程のためしっかり対応できるように折りたたみ式のポータブルトイレと緊急用の処理バッグ、そして人目を避けられるようにテントと準備は万全。結局使用することはありませんでした(笑)。でもせっかくなのでセッティングして使ったふりをしてみました!!よくできてるでしょ!?

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7時30分にハイキングを開始し、山頂到着が11時30分。ゆっくり登ってきたと言え、登頂に4時間を要し、下山に許されるタイムリミットは3時間。下山と言っても決して下るばかりではありません。同じコースを逆戻りするわけですが、登頂までにもアップダウンを繰り返していました。ということは下山でもアップダウンがあるということ・・・。「こんな所あったかしら~・・・」との言葉を聞かれるたびに「はいはい、ありましたよ~」と繰り返し答えながら少しずつ下山に臨みました。足は疲れていてもストックとスタッフはとっても強い味方!!一歩一歩を踏みしめながら確実にゴールに向かって♪♪

関節への負担はおそらくマックスに達していたと思います。あとは皆さんの気力だけが支えとなっていたのでしょう!!その足は止まることなく、勢いを増していくかのようでした。
そして、とうとう分かれて行動していたB班の仲間と感動の再開!!共に苦労を分かち合う瞬間でした。本当にすごいぞぉ!!

<B班:河津七滝めぐりハイキング>

今回、B班は5人の参加者が集まり、スタッフ合わせて12人で伊豆の踊り子で有名な河津七滝へ行ってきました。長旅の疲れも感じさせず、みなさん朝から元気に朝ごはんを食べ、温泉に入り、準備万端でホテルを出発しました。バスに揺られて数十分、スタート地点である水垂バス亭に到着しました。「無事に全部の滝が見れるか?」などみなさん期待や不安を口にされていました。

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さっそくスタート地点にてみんなで一枚記念にパシャリ!!みなさん期待に満ちた笑顔です♪

さて、いよいよどこまでも続く木々たちの自然のトンネルの中を突き進んで行きます。最初は滝が見えず、狭い崖の付近を歩いていきました。

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現在、改修工事が行われていたため、迂回路を通ることになりましたが、スタートしてすぐに最大の難所、延々と続く下りの階段に一同どよめき(T_T)/~~~。階段はみなさん後ろ向きになって、スタッフと共に一歩一歩慎重に下り、疲れながらも無事に降りることができました。
階段を下っているとどこからともなく滝の音が聞こえてきました。この軽快なサウンドは階段による疲労感を吹き飛ばしてくれると同時に私たちに期待感と高揚感をもたらしてくれました。なんだか足取りも軽くなってきた気がします。

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第1の滝、「釜滝」に行くまでにまたまた足場の悪い階段が続いていました。諦めようとする方もいましたが、参加者のみなさん同士が声をかけあい、スタッフと助け合いながら全員で階段の先の雄大な滝を見ることが出来ました。雄大に流れ落ちる、22mもある迫力満点の滝です。マイナスイオンがいっぱいで、疲れた体もリフレッシュ!滝を見た後は、みんなでお菓子やお茶で休憩をとりました。
続いて登場したのが「へび滝」。「玄武岩の模様が蛇の鱗のように見える事からへび滝と名づけられたそうです。」とうんちくを披露しながら次々と進んでいきます。

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続いて、滝の形が海老の尾ひれに似ていることから名づけられた「えび滝」が登場しました。大きさは釜滝に劣りますが、美しさは甲乙つけ難いものでした。
第4滝の「初景滝」の前では、伊豆の踊り子に登場する「踊り子と私」のブロンズ像が待っていてくれました。美しい滝とブロンズ像の前でも写真をパチリ☆
初景滝の隣には大岩成就(大願成就)[だいがんじょうじゅ]がありました。これは人が手の平を合わせた姿に見えたことからこの岩の事を拝み石・頼み石・または願い石と呼ぶようになったそうです。それがいつの日からか、『三個の小石を手に持ち、岩に手を合わせ、願い事を心で唱えながら、3回小石を投げ1個でも岩の上に乗せることができれば願いが叶う』と謂われるようになったそうです。みなさん挑戦していましたが、これが見た目以上に難しい!!残念ながら今回は成功者がいませんでした。次回期待しております。滝以上に盛り上がったと感じたのは私だけでしょうか!?

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「かに滝」は時間の関係で横目でしか見ることが出来なかったので次の機会には期待…。
第6の滝の「出会滝」では、手すりがなく、地面が土で少し滑りましたが、スタッフと助け合いながら段差を下っていきました。この出会滝は2つの流れが出合ってひとすじの流れになります。流れ込む水の青さがとても美しく、みなさんその美しさに見惚れていました!

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最後はゴール地点である出会滝の前で記念撮影をしました。みなさんマイナスイオンをたっぷり浴び、また、最後までたどり着いた達成感から清々しい顔をしていますね。今後も色々な事にチャレンジしてください!!
今回は短い時間の中で、参加者のみなさんと沢山のお話をしながら滝を見ることが出来て良かったです。みなさんは立派なチャレンジャーであり、達成者でした。

帰路に就いたバスの中ではみんなでそれぞれのコースの報告会!!その姿には前日の不安は見る影もなく、自信と満足と感動がみなぎっているように見えました。

今回のハイキングは参加者・ボランティア・運営スタッフ総勢33名で開催することができました。これは誰一人欠けても成し得なかった偉業だと確信しています!!そして今回の成功は多くのリウマチ患者さんに新たな希望を与える機会になったことは間違いなし♪
また新たな夢をみましょう!お疲れ様でした。

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一般財団法人筑波麓仁会 筑波学園病院

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