筑波学園病院
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MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査について
原理
人体の主成分である水は多くの水素原子から成っています。その水素原子はそれぞれ小さな磁石を持っており、強い磁場内に置かれると人体の持つ水素原子の磁場方向が揃います。この状態で特定の周波数を持ったラジオ波を照射すると、ラジオ波と水素原子は共鳴して信号を発します。この信号を受信してコンピュータ処理し、画像を得ます。
MRI検査の特徴
  • MRI検査は、強力磁場を使って画像にするため放射線による被曝がありません。
  • 体を動かすことなくいろいろな方向からの断層像を得られ、病気の箇所を立体的に捉えることが可能です。また、撮影方法を変えることにより病気の性状を評価することも可能です。
  • CTと比較し骨・軟部組織のコントラスト分解能に優れ、造影剤を使用せずに血管を撮影する(MRA)ことも可能です。脳梗塞や動脈瘤などの発見に有効です。(但し、部位によってより鮮明に撮影するために造影剤を使用する場合があります。)
当院では超伝導磁石1.5T(テスラ)のMRIを使用しており、高画質撮影や各種コイルを用意し全身のほぼ全ての部位の撮影が可能です。
撮影部位や検査内容に応じて装置の性能を十分に生かしより短時間でより高画質な画像を収集できるよう検査を行なっています。
検査方法
撮影台に寝てもらい、円筒状の磁石の中に入って検査します。検査時間は、撮影部位や内容によって異なりますが30分前後で終わります。撮影部位によっては息を止めて検査します。検査中は工事現場のような大きな音がしますが、痛みを伴いませんので身体を動かさないようにお願いします。
造影剤について
造影剤は検査する部位をより詳しく調べる目的で使用する薬です。静脈注射で注入しますが、その種類、注入方法、注入量は体重や検査部位によって異なります。
造影剤の副作用
比較的安全な薬ですが、嘔吐、かゆみ、蕁麻疹、気分不快感などの症状が起こる場合があります。
何か症状が見られましたら病院にご連絡下さい。
造影剤使用の注意
当院では検査前に問診表の記入をしていただきますが、以下の症状がある方は主治医、看護師、担当技師にお知らせください。
  • MRI造影剤副作用歴がある。
  • 喘息(ぜんそく)やアレルギーがある。
  • 腎臓の機能が悪い。
検査上の注意
強い磁気を使う検査ですので受けることができない方、また受けられない可能性のある方がいます。
  • 心臓ペースメーカー、その他の電極を体内に入れている。
  • 体内にクリップや人工関節をなど金属が埋め込まれている。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある。
  • 閉所恐怖症など狭いところが苦手。
検査前の準備
MRI室内にも強力な磁場が発生しています。次の物は故障したり、検査に影響したりすることがあるので検査室内に持ち込むことができません。検査前に必ず取り外して下さい。
  • 金属類…時計、メガネ、鍵、指輪、ヘアピン、アクセサリー類など。
  • 磁気カード…キャッシュカード、テレホンカードなど。
  • その他…入れ歯、補聴器、ベルト、ライター、カイロ、エレキバン、カラーコンタクト、刺青(タトゥー)、金属の付いている下着など。化粧品(マスカラなど)の中には金属を含んでいるものがあるため、化粧を落としていただく場合があります。)
MRI(GE SignaExcite XL 1.5T)
図1:MRI(GE SignaExcite XL 1.5T)

MRI画像(左:頭部MRA画像 右:腰椎T2強調画像)